ワールドチルドレン芸術祭について
ワールドチルドレン芸術祭
(旧ストリートチルドレン芸術祭)とは
様々な理由により厳しい境遇にある子どもたちがいます。災害により住んでいた家を失い避難生活を送っていたり、紛争で故郷を追われ難民キャンプで暮らしていたり、地域によっては貧困により十分な教育を受けられない子どもたちもおり、様々な辛い境遇におかれて心に深い傷を負っています。
そんな子どもたちの存在や思い・夢・メッセージを世界中の人びとに伝えていけたらという想いから、彼らの絵を集めたチャリティーカレンダーの制作が始まりました。チャリティーカレンダーの制作は今年で18年目を迎えます。収益は必要経費を除き、世界各地で活動するピースウィンズ・ジャパンさまを通じて絵を描いてくれた子どもたちの住む地域のために活用されます。世界中の子どもたちが安心して笑うことのできる世界を願い、私たちは活動を続けています。
私たちの活動の原点となる「ストリートチルドレン芸術祭」は、2005年の万国博覧会「愛・地球博」で、路上生活を余儀なくされている子どもたちに特化した国際芸術祭として立ち上げられました。「誰も自分のことなど気にかけてくれない」という気持ちを持ちながら生きている子どもたち、親をなくし学校へ行けない子どもたちの作品を通し、彼らの存在や夢・希望を感じとったり、 彼らに向けての国際的なエールを送っていきたいという願いのもと活動が続けられてきました。
そして、2020年にもっと様々な子どもたちが参加できる芸術祭にしたいという願いから、「ワールドチルドレン芸術祭」という新しい芸術祭名になりました。これには、「世界の子どもたちが描いた絵を通して個々の『思い』にふれ、世界に目を向けた活動を目指したい」という思いが込められています。
現在は、東北の宮城県仙台市を拠点に国際協力団体として活動していますが、日本全国で賛同いただける皆さまのご協力をお待ちしております。
支援先について
2022年は13の国と地域からピースウィンズ・ジャパンさまを通じてたくさんの子どもたちの絵が寄せられました。チャリティカレンダーの収益は日本での原画展開催、イベント出店経費等の必要経費を除き、絵を送ってくれたこどもたちのコミュニティのために活用されます。また、2023年は16の国と地域から作品が寄せられております。
計画および方針
1.2024年チャリティカレンダー製作
ワールドチルドレン芸術祭実行委員会にて、2024年チャリティカレンダー製作いたします。
2.原画展・イベントの開催
現在、東京都で開催されるアースディ東京、グローバルフェスタおよび宮城県仙台市東北福祉大学の学園祭へ出展し、こどもたちの絵の原画展開催を計画しております。
3.原画の保存・管理
これまで集められた世界中のこどもたちの作品(原画)の管理は東北福祉大学にて行っております。保管場所は、東北福祉大学生田目研究室内とし、絵の貸出依頼等もご要望に応じて、貸出を実施いたします。また、2021年以降に集められた作品につきましては、ピースウィンズ・ジャパンさまの各国の事務所より随時原画を集めており、日本へ届けられたものから順次、東北福祉大学へ送られすべて管理しております。
ワールドチルドレン芸術祭は、有給職員のいない有志によって運営されている任意団体です。大学生を中心に会社員、主婦、教職員、高校生など、内外10名程のボランティアで構成されています。
2020年までは現地NGOや支援者のご協力を得て、世界中のストリートチルドレンを支援しておりましたが、2021年からは自然災害や紛争、貧困などによる人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援するピースウィンズ・ジャパンさまの協力を得て、世界中からこどもたちの絵が寄せられています。
2020年コロナの影響によりストリートチルドレン芸術祭の活動は休止し、現在はワールドチルドレン芸術祭と正式に名称を変更し、ワールドチルドレン芸術祭運営委員会を主体に活動を行っております。ワールドチルドレン芸術祭運営委員会の体制については下記のようになっております。
ワールドチルドレン芸術祭運営委員会
・東北福祉大学有志ボランティア(カレンダー製作・イベント)
・一般有志ボランティア(カレンダー製作・イベント)
・ピースウィンズ・ジャパン(絵の募集および現地での調整)